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小泉、国際条約抵触誹謗中傷
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「怒りの暴露いまだから書ける
聞くに耐えなかった解放された人質家族への誹謗中傷」
-「家族に過激集団がいてさ」-
(略)「まいっちゃうよ。家族の中に過激集団がいてさ。」
親しい記者から、小泉首相が被害者家族と会おうとしない理由を問われた飯島勲首相秘書官は、こう答えたという。
政府は人質救出の策を講じる前に、警察や公安調査庁,内閣情報調査室を使って人質の思想・信条をチェックしていたのだ。その結果、今井さんの母親が共産党員であり、今井さん自身、劣化ウラン弾の危険性を訴えるNGOを設立した若き運動家であることを政府は掴んだ。警察庁関係者が説明する。
「事件が起こってすぐ,アメリカから連絡が入り,人質とその家族の身辺調査を行うよう指示を受けました。イラクに軍隊を派遣していない国の人間が武装グループに拘束された際、米国のイラク攻撃が原因だという反米キャンペーンが沸き上ったのです。だから米は,誘拐事件は反米勢力の仕掛けだと見て過剰に反応するのです。」
事件発生直後,小泉首相は被害者家族に会う意志を見せた。が、飯島氏や岡田秀一秘書官ら首相側近が強硬に、「人質の安全が確認されるまで救出に全力をあげてください」と進言したため、開放されるまで会わなかった。(略)
-思想・信条を徹底して洗え-
(略)官邸が真っ先に調べた被害者家族の思想・信条という個人情報が流れ出し、彼らは「純粋な被害者」ではなくなったのである。
官邸の調査結果に乗っかったマスコミは、事件そのものが「自作自演」ではないかとも読める報道を展開した。典型例が4月13日付の共同通信の配信記事だ。カタールの衛星テレビ・アルジャジーラが放送した武装グループによる「人質解放」の声明文について、「まるで日本人が書いたような違和感を持つ部分が多すぎる」(官邸筋)、「日本国内の人間と,つながっている可能性も否定できない」(政府関係者)といったコメントを紹介し、日本国内の反米勢力が、自衛隊撤退を狙って起こした人質事件であるかのような印象を与える記事を流した。
政府や与党の幹部も初期の段階から、人命のかかった事件とは思えない言動を、オフレコの席で繰り返していた。
「(武装グループが刃物で被害者を脅す映像の感想を問われて)相手は脅かすことを目的としているわけですからね。その手法に乗って対応するというのも、いかがなもんでしょうか。」(4月9日・福田官房長官)
「(アルジャジーラを通じて犯人グループに呼びかけるつもりがあるかと問われて)誰が出るの?それに応えるようなタマなの?日本政府が何でそんなことしなきゃならないの。」(同日・同)
「自作自演の可能性も否定できない。分らないことだらけだ。ヨルダンから3人が出国したという記録もない。」(同日・官邸スタッフの一人)
「ネットに書き込みがあったようだが(注・『今井』と称する人物が掲示板に書き込んだもの。自作自演をほのめかす記述がある)、いつ書かれたんだか、本人のものなのかどうかも分らない。イラクに行きたいという人が書くんだから、どうしようもない。」(同日・細田博之官房副長官)
「『自衛隊でも行くのは危険だから行くな』と言っている親が、未成年の自分の子供を止めることが出来ないで、ああいう戦地に行かせてしまう。やっぱり、どこかおかしい」(4月12日・平沼赳夫前経済産業相)
(略)政府関係者に強い調子で、自衛隊撤退を求める被害者家族の態度は、政府にとって完全に敵対勢力のそれと認識されたようだ。
「もはや官邸も公安関係者も防衛庁幹部も『どうせ共産党の人間だろう』『事件が片付いたら,家族のことを徹底的に暴いてやる』『自業自得.殺されても仕方ない』『何様のつもりだ』と憤りを隠そうともしなくなりました。」(全国紙社会部記者)
いまは被害者かも知れないが、事態が収束に向かえば、普段から敵視する共産党勢力として公然と叩いてやるという態度を露にしていた。極めつけは小泉首相である。以下は4月9日、首相官邸での記者団との一問一答である。
-国民の意見が二分される中で、自衛隊派遣を決めた首相の責任については、どう考えるのか。
「私自身の問題じゃありません。国全体の、イラクに対する安定復興支援、これにどう取り組むかということにかかわる問題ですからね。テロリストの卑劣な脅しに乗ってはいけないと思います。」
-責任はテロリストにあって、総理にはないという考えか。
「テロリストがね,どういう意図でやっているのか、まだ分りませんけどね。」
被害者の身の安全を心配するより、「テロリストの意図」をいぶかしむのを優先している。「自作自演説」が念頭にあるのは間違いない。
当然、後から拉致された二人の邦人についても思想・信条が洗われている。
「反戦を訴える『人間の盾』に参加した経験や、左翼系出版社と付き合いが深いことなどを挙げて、『今回のほうが自作自演の可能性が高い』という声が早くも上がっています。」(全国紙官邸詰め記者)
(以下略)
解放後も白い目!「人質家族」は共産党だったのか
「今井君の父・隆志さんが日教組の活動家という情報が流れていたようですが、全然事実と違います。“自衛隊撤退”とか、“過激な抗議行動”なんてまったくありません。今井先生は普通の先生です。日教組の活動もやっていません。どこからそんな話が出たのでしょうか。」(今井氏の父の勤務する学校の校長)
札幌市内に住む今井紀明氏(18歳)の父・隆志氏は小学校の教諭、母・直子さんは市内の病院で看護師をしている。紀明氏は、兄・洋介氏(23歳)、祖母と5人で暮らしていた。
母・尚子さんについても、近所の住人はこう話す。
「お母さんは、共産党系の病院の看護師をされていますが、それだけです。選挙のときに投票を依頼されたこともなければ、共産党の話を聞いたこともありません。(略)」
紀明氏がNGOなどの活動にのめり込んでいったきっかけは、高校の修学旅行でベトナムに行き、ベトナム戦争の戦跡などを見学したためではないかという人もいた。(略)一部には、今井家を「共産党一家」と決めつめ、人質になった紀明氏が「革マルの論調に影響を受けていた」とまで書いたメディアもあった。(略)
高遠さんの実家は、千歳市内の資産家で、数年前までは大手電機メーカーの下請け工場を経営していた。多いときで、従業員が300人ほどおり、24時間態勢で操業していたという。(略)
不景気のため2年前に工場は閉鎖したが、現在も市内数ヵ所に不動産を所有し、酒類のディスカウントショップも経営しているという。菜穂子さんもボランティア活動に生きがいを見いだした4年前までは、実家が経営するカラオケボックスの店長を務めていた。
弟の修一氏は独身で、父の経営する会社の役員を努め、千歳青年会議所の専務理事の肩書きも持っている。
「修一君は拓殖大出身です。話し方がポンポンと鉄砲のようなので誤解される面もありますが、とても穏健な考え方をする人です。(略)
昨年4月の市長選では山口幸太郎現市長を支援して、見事当選させています。もうひとり、千歳市議会議員の応援もしていましたが、こちらは落選してしまいました。いずれも保守系議員です。」(青年会議所関係者)
妹の綾子さんは近所の風呂店に嫁ぎ、二人の子供がいるという。
郡山総一郎氏は小学校のとき父と別れ、母子家庭で育った。地元の高校を卒業後、陸上自衛隊に入隊し、このころ結婚して子供も二人できている。99年に離婚したあとは東京で生活し、自分の撮った写真を『週刊朝日』などの雑誌に売り込んでいた。
母・きみ子さんは総一郎氏がイラクを訪れていることをまったく知らなかったという。
人質にとられるまで、まったくの一般人として生活していた人たちが、突然日本中の注目を浴び、批判に晒される立場になった。それも、
「肉親の命を救ってほしい」
と訴えただけなのに、である。その結果、家族たちは徹底的にプライバシーを暴かれた挙句、政府や外務省に対して言いたいことがあってもそれを押し殺し、我慢に我慢を強いられた。強い小泉批判・政府批判をしたことで、これほどのバッシングを受けるとは、家族には全くの予想外だったに違いない。
(以下略)
http://www.geocities.jp/iraq_peace_maker/index.html#gendai
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